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「あなた」と「わたし」の表現に使われる「丸」は、絵文字ではなく、大事なものや主要であることを意味する抽象文字です。そして人格やものごとに敬意を
こめて、あれ、これ、彼など の代名詞を表す 一部としても働きます。
「あなた」と「わたし」の記号の違いは、「わたし」から見た方向。「あなた」は「わたし」の前にいて、「わたし」は、わたしの後ろ側から前に向いていま
す。あなたはそう感じませんか?
「あなた」の手話は、胸の前(「丸」の位置記号)に
もってきた親指で前(相手方向)を指し、「わたし」の手話は、その指を後ろに向けて自分の胸を指します。地球語の記号は手話にも対応するので、手話がなるべく自然な動作に
なるよう決められています。
「あなた」は、「わたし」の前にいる。
あなたがここにはいなくても
わたしの思いの前にいる。
あなた側から見れば
あなたが「わたし」でわたしが「あなた」。
「あなた」は、ときにはお母さん、
ときには友だち、ときにはいじめっ子、
たまにアリで、まれにゾウ、
丘に立つ木のこともある。
「あなた」がだれであっても
あなたがわから見れば
あなたが「わたし」でわたしが「あなた」。
みんなみんなちがうのに同じ関係。
「あなた」と「わたし」が世界をつくる。